■2004.5.13~15/
沖縄県の那覇市と沖縄市へ視察・調査に行ってきました。
那覇市へは「企業誘致支援施策」について。
近年、今までの企業誘致支援策が、効果を出しにくくなっています。
地方都市のこれまでの企業誘致は製造業などの工場誘致型が多く、米子市の支援施策も固定資産税の減免措置など同じタイプ。
沖縄では、遠隔地であることをふまえて、情報産業に視点をおき、コールセンターなどの誘致を促進しています。
具体的な支援策では、企業の正社員の採用数に応じた補助やコールセンターの人材育成教育の支援などです。
これから製造業は、技術と知的財産をもとにした効率性の高いものになるでしょうし、地方都市としては、那覇市をはじめとする沖縄の企業誘致、雇用確保の施策についての視点は参考になりました。
沖縄市では、福祉文化プラザの視察を行いました。
子育て支援センターと高齢者福祉施設の複合型施設です。
年々、共働きの率は上昇し続けるなかにあって、一人当たりの給与所得は逆に減少傾向にあります。
一部には景気のいい人達は存在しますが、いわゆる勝ち組は少数で、(少数であるから”勝ち組”となるのでしょう)多くの一般的な現役世代の生活者の視点で見れば、子育てと高齢者福祉の問題は、大変な社会的課題です。