■2004.10.26~28
東京の多摩市、千代田区、福島県のいわき市へ行政視察。
10月26日から28日にかけて、議会運営委員会の行政視察で、東京の多摩市と千代田区、福島県のいわき市へ行って参りました。
今回の視察は「議会の活性化策について」。
先進地と言われているところからピックアップして行ってみましたが、実際、議会運営の中身や議員の環境をみてみますと、そんなに議会運営について米子市議会が遅れてはいない事がよくわかりました。
本会議での質問の方式などは、むしろ進んでいます。
(勿論、質問内容は議員個人の質の問題ですが)
但し、議員の環境は随分違います。
IT 化も進んでいて、パソコンも貸与されています。
本会議場では、採決の時に各議員の態度がわかるようにシステム化されているところもあり、
市民にも、誰がどういう態度で採決に臨んだかがわかるようになっています。
報酬については、その都市の水準による違いですが、政務調査費では米子市議会が年間30万円チョットなのに対し、いわき市にしても千代田区にしても年間130万円以上。
実際のところ私の議員活動では、政務調査費の用途は、その大半が3~4回分の視察の交通費と宿泊費。
後は議員控え室で使う事務用品の一部と、同じ会派のメンバーで共有して使う書籍類が若干。
これで終わり。
独立した一議員としての調査活動・研究活動や書籍類の購入に私の場合、支給される以外に年間に約80万円くらい使います。
これは全部自分の生活費から出ていくもので、個人経営のような経費での扱いにはなりません。
議員の質の問題がよく問われますが、質の向上の方策についても、代表制民主主義のコストのあり方として、皆さんも是非、考えてみて下さい。